2016年6月19日日曜日

200人超えの席替え

松山大学での心理学の授業。250名超規模ですが
グループワークを行っています。
授業への積極的な参加を求めることを
シラバスに示していて
毎回の授業後のジャーナルで、グループワークで得た知見に
基づいた見解が含まれているか、もしくは授業で提供された以外の
書籍やメディアから得た他者の見解を踏まえた考察が含まれていたら
ポイントが与えられることになっています。

同質性の高い地方の私立大学なので
グループにはできるだけ多様性を担保するべく
座席は、教務課の方に無理を言って、なるべく
学部、学年がバラバラになるように、配置していただいています。

ただ、かなりの手間をかけて作成いただいたこの座席指定ですが
授業も6回目を過ぎたあたりから
「今のグループの人と仲良くなれたのでもっと他の人と話してみたい」
「グループの人が休みがちなので、最近話し合いが活発でない」
という声が大きくなってきて、思い切って席替えを行うことにしました。

しかし、再び教務課の方に座席の組み替えをお願いするわけにもいかず
授業時間を大幅に削らない効率的で効果的な席替え方法を
学生から募集することにし、それを実践しました。

授業後の学生のジャーナルを読むと
概ね満足だったようで、複数の学生が
席替え時の他の学生のリーダーシップについて言及していたことは
予想し得なかった嬉しい副産物でした。
以下学生のジャーナルより抜粋:

今回一番驚いたのはあの200人規模の人数でも席替えが可能だということです。・・・初めは絶対無理だと思いました。しかし、だれか一人がリーダーシップを発揮するとそれからはどんどんスムーズに進んでいきあの大人数でも席替えが可能となりました。やはり誰か一人でも周りのために動ける人がいるとどんな大掛かりなことも成功するんだなと思いました。」



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