2017年9月12日火曜日

26%に感じる可能性。

去る8月30日、愛媛県松山市のレストランカフェ haco.さんにて「地球と子ども達の未来を守る愛のフードプロジェクト」と題したイベントを実施し、約100名の皆さんにココナッツソフトクリームを食べていただきました。当日はテーブルにて、ココナッツミルクの栄養価、非遺伝子組換えであること、植物性アイスクリーム開発の背景に、動物の負担を減らし誰にとっても優しい地球環境を創造したいという開発者の想いがあることを説明させていただきました。

さてアンケート結果ですが、ソフトクリームの感想は、以下のような結果となりました:


コメント欄には以下のようなお言葉をいただきました:

食べ応えがあり少量でも満足
さっぱりして後味がすっきり。
ココナッツの風味がさわやか。
とても甘味が強いので、塩味や酸味と組み合わせるとおいしいと思う
    香辛料もあり。
子供はココナッツになれていないので苦手ですが、ヘルシーが好きな女性にはよい。
味がとても濃厚。後味がさらりとしておいしい。
一口食べた時、口の中に甘さが広がっておいしかった。
ココナッツが苦手。
量が多いとオイリーな感じがした。
少量なら食べられる。味の変化があればいい。

「美味しい!」と感動してくださる方もいれば、食べなれない味に「いまひとつ」と言う方も。でもこの26%の「いまひとつ」の結果に大きな可能性を感じています。私たちはこのソフトクリームを媒体として用い、愛媛の味をPRすることが目的です。どのような工夫をすれば26%の方に喜んでいただけるか、考えるとワクワクします。またココナッツ風味の強さや、脂肪分の多さはこの度開発されたばかりの新商品では改善されています。またアーモンドミルクなど、他の植物性ミルクのソフトクリームもこれから登場しそう!

イベント前の打ち合わせで、haco.さんを経営するいっせいグループ役員の兵頭さんや、haco.朝生田店の深水店長さんから、「haco.のお客様は喜んで協力してくださいますよ」とお伺いしていましたが、本当にその通りで、皆さん熱心に耳を傾けてくださり、アンケートにも丁寧に答えてくださいました。なんだかhaco.さんのことが大好きなお客様と、従業員の方々の間に存在する信頼関係のような温かいものを実感した1日でした。

満席が続く超多忙なランチ時に、このような取り組みをさせていただき、本当に感謝しております。繋いでくださった藤江直子さん、当日ご来店いただいた皆さま、御礼が遅くなりましたが、本当にありがとうございました!!

2017年8月28日月曜日

初めての出版翻訳

どうしても翻訳したくて、3年程前からどこへ行くにも持ち歩いていた「Exploring Leadership」の翻訳を、仲間のみなさんと完成させることができました。Amazonでの予約は2ヶ月以上も前に始まっていましたが、諸事情あり発送が遅れ、一昨日やっと厚さ2.5cmあるそれを自分の手に収めることができました。そしてまずは父親の仏壇へ☺️

原著の筆頭著者のスーザン・R・コミベズ先生との出会いは9年前。愛媛大学でリーダーシッププログラムを立ち上げられた秦敬治先生のお供で、メーリーランド大学を訪れた時です。それを機に、私は彼女の著書や論文を全て読み、彼女が描く権限やカリスマに頼らないリーダーシップのあり方や、誰の中にもその人らしいリーダーシップが存在することを信じて、成長を支援する考え方にどんどん引き込まれていきました。私の博士論文に含まれる主たる研究も、彼女が手がけた研究手法をなぞるものでした。

そして冒頭でも述べましたが、この「Exploring Leadership」だけは、絶対翻訳しなければと思ったのです。一番の理由は、今の時代に求められるリーダーシップ、自己へのリーダーシップ、集団へのリーダーシップ、そして社会へのリーダーシップを、社会学や心理学などの様々な理論を用いながら明確に述べているものは、これまで日本語では見当たらなかったからです。

しかし、出版翻訳はもちろん、出版も未経験だったので、どこへどのようにアプローチすれば良いものか頭を悩ませていました。そこにもたらされたのが監訳者である日向野先生との出会いです。お互い学生を連れての渡航先でのことでした。滞在中、研修先の大学構内のベンチに座り、リーダーシップについてたくさん意見交換をさせていただく中で本書の話になり、コミベズ先生とは既に親しい間柄だった日向野先生が、段取りを整えてくださることになりました。本当に幸運でした。

私をリーダーシップ教育の世界に導いてくださった秦先生、佐藤先生に始まり、共訳者の丸山さんや安野さんとの出会いもしかり、リーダーシップ教育に関わる過去10年間のどの出会いが欠けても、私がこの翻訳に関わらせていただくことはなかったと思いますし、今の自分は存在しなかったでしょう。皆様に心より感謝申し上げます。



アマゾンでご注文いただけます☺️

2017年8月24日木曜日

「管制塔」に導かれなんとか「安定飛行」へ。

弊社初の大きな案件。成果を収めるための最初のハードルをなんとかクリアすることができました。実は、4月にこのお話しをいただいてから、本当に生まれたばかりの一地方企業にまかせていただけるのか、まかせていただいてもできるのか、不確定要素に右往左往してきました。「もしペンディングになったら」という不安は常に頭にありましたが、それを振り払い、自分にできる精一杯の資金を投入し、必要な第3社に協力を依頼し、ただ目の前のことに焦点をあてて、前に進んできました。まだ最終目的地までは時間を要しますし、気をぬくことはできませんが、なんとか安定飛行と呼べるフェーズに入り、ひとまず安堵感と感謝の気持ちでいっぱいです。

感謝の想いの向く先は本当にたくさんありますが、お一人挙げるとするならば、迷わず今回のクライアント企業様と私をつないでくださったIさんです。ご紹介いただいた後も、まめな進捗状況の確認、それに伴う動き方のアドバイス、私ができないことのフォロー、クライアント企業様をお迎えしての渡航先での動き方など、あらゆる場面で導いていただきました。実は私、まだ大学教員だった4年程前から、海を渡りながら海外と日本の人を結び付け双方のニーズを満たしていくIさんの仕事ぶりにあこがれ、「いつかは一緒に仕事ができれば」と願ってきました。まさかこんなに早くその時が来るとは想像もしていませんでした。管制塔のようなIさんに報いるためにも、このプロジェクトに関わってくださっている他の多くの方々のためにも、必ずうまくでランディングさせます!

2017年7月30日日曜日

どこにもない、こだわりのNYツアー作りました。一緒に行きましょう。

ニューヨークで学ぶツアーを企画しました。「ニューヨークは最先端。刺激に溢れている。だから行きましょう!」と、そんな生半可な気持ちで作った企画ではありません。私たち自身が持つ世界観や周りで見聞きしたこと、また、これまで生きてきた時間軸の延長線上に何かを創造するという思考パターンを打破することが目的です。そのためにできること、それは、個性、独創性、自分の価値を研ぎ澄ませ、ビジネスとしてそれらを表現している先駆者達と対話をすることだと考えました。起業家との対話を通して「自分は何者か?」「どのようなスキルや強みを持っているか」「何にワクワクするのか」「社会にどんなインパクトを与えたいのか」について熟考します。また日本人が気づいていない日本の価値を知る機会にもなるでしょう。それらを基軸に、自分や自社が参入できるニッチを探求します。

「それだったら日本でもできるのでは?」と思われるかもしれません。なぜニューヨークか。理由はたくさんありますが、大きな理由の一つはこれからはあらゆる産業に「クリエイティヴィティ(創造性)」が益々求められる時代だからです(参照:The Response Magazin, July 2017)。むしろそれらの要素がなければこれからはどんな分野でも生き残れないと言っても過言ではないでしょう。NYには建築、デザイン、ファッション、ビジュアルアートなどのクリエイティブ産業と融合して新しい価値を生み出しているビジネスがたくさんあります。これらはやはり文字情報や映像でなく、体感することで初めて自分の糧にすることができるのだと考えます。

ツアー料金は1週間で70万円と普段自分で全て手配する私にとってびっくりする金額になりました。しかし近畿日本ツーリストさんの旅行商品として、参加者のみなさんの安心・安全を最優先に考えた内容にすると、様々な費用が必要になることが分かりました。また講師陣や参加者の方々への個別対応にこだわっています。多くのメディアで活躍する現地ジャーナリストがコーディネートする視察場所、個々人のニーズに基づいてカスタマイズするツアー、国連等から起業家賞やリーダーシップアワードを受賞した日本人起業家との交流、ツアー後のフォローアップなどたくさん詰め込みました!!なので自分たちも「持ち出し」で参加覚悟です!お一人お一人と夢やビジョンをゆっくり語る旅にしたいので、10名が限界だと思っています。是非一緒に行きましょう!!



資料請求はいよココロザシ大学、FBメッセージ、または以下のアドレスまで:
askアットnourishjapan.com (アットを@に変えて)

2017年7月29日土曜日

フードビジネス界の「金の卵」に出会いました!

これ何だと思いますか?最高にピザをおいしく食べるための器です。波打った表面は、熱々のピザの湿気を逃すため。素材はオリーブの木。オリーブには殺菌効果があり、硬度が高いため傷つきにくく美しさが続くのだとか。そしてお手入れはイタリアンに欠かせないオリーブオイル。綺麗に切り分けるための溝、テーブルに置いた時音を立てないための持ち手部分など、「0.数ミリ単位で」「100のこだわり」が詰まった逸品。

これを作ったのは京都造形芸術大学に所属する三木俊輝くん。全日本学生料理協会の会長でもあり、Food Art Designの代表でもあります。彼の名刺には「食に関わる全てのデザインを」と記されてあり、その言葉の通り、彼は国内外飛び回ってテーブルウェアデザイン、ラベルデザイン、商品開発、異文化交流イベント、調理教室など、食に関わるあらゆる活動をダイナミックに推し進めています。料理コンテストでの受賞歴も華やかで、このピザプレートは「2016料理王国100選」テーブルウェア部門賞を受賞。まさに才能の塊ですね。

そんな彼との出会いは2日前。森永アクセラレータープログラムの交流会にて。終了10分前に息を切らせて現れた彼。このピザプレートを手に「一言だけ挨拶させてください!」と森永の社員さんに詰め寄り、端的に、でも熱く想いを語っていました。聞けば京都からの長距離バスに乗れず、でもどうしてもイベントに参加したくてヒッチハイクで7台乗り継いで十数時間かけて東京までたどり着いたのだとか。「折角だから行ける人だけで2次会にいきませんか?」と言う彼の呼びかけで、散り散りバラバラに会場を後にしていた人たちも足を止め、みんなでカフェで語りました。偶然集まった人たちの間には偶然にもいろんなつながりがあることがわかり、「呼びかけてくれてありがとう!」の気持ちでいっぱいに。巻き込み力も半端ない人です。

*写真は三木くんのFBページより


*2次会のカフェにてHAMONを持つ三木くん

2017年7月18日火曜日

ココナッツアイスクリームの可能性。

気がつけば創業からはや1年。たくさんの方に支えられ、インバウンド対応事業、人材事業のお仕事を少しずつですがご依頼いただくようになりました。でもまだ足元グラグラです(😅)。まだまだ突破口が開けないのが、愛媛県産品の輸出。完成されたプロダクトを相手国のニーズと合致させることの難しさ、「地元推し」で幅広い商品を提供することのインパクトの無さ、飽和した市場に切り込める価値創造の大切さを痛感しています。昨年11月にはブログにこんなことも書きました。愛媛県の食材を安定的に提供するためには、素材として活用してもらうことが重要だと考え、過去には柑橘パウダーやピールでゼリー、焼きドーナツ、クッキーなどを試作いただき、それらを持って何度か海を渡りました。

そんな中、渡米先で出会ったのがココナッツアイスクリーム。動物性のものを一切使っていない(ヴィーガン)、大豆も使用していない。主原料は水とココナッツミルクと甘蔗糖(生成されていない砂糖)のみ。そして何よりとても美味しい。牛乳を使用したアイスクリームよりさっぱりしているけど、コクとリッチ感あり。アイスクリームという誰もをワクワクさせるアイテムを媒体に、愛媛県食材を国内外に広くPRできないかと、過去4ヶ月米国サイドに尾崎食品さんの商品を送りアイスクリームを試作していただいたり、あれこれ検討してきました。そして昨日はおそらく日本で初となるココナッツソフトクリームの試食会を宇和島の米粉パン屋さんブランジュリRIZさんさんで実施させていただきました(槇野さん本当にありがとうございます!!)。(これは同行した夫のレポート

このアイスクリームの可能性、正直測れしれないほど大きいと思っています。今日本には様々な食事制限を持った外国人が多く訪れています。例えば、近年訪日数が劇的に伸びているインド人の40%はベジタリアン。また、訪日外客シェア第3位の台湾人の14%はベジタリアンで、「オリエンタルベジタリアン」という動物性のものを一切とらないスタイルが主流です。またオリンピックアスリートの多くが食事に細心の注意を腹い、よりシンプルな食品を口にしているあろうことは想像に難くありません。

また、日本人の10代でヴィーガンを選択する人が増えているという調査結果もあります。この調査では、10代において、畜産業が環境破壊の主要な原因になっていることの認知度の高さとの関係性が示唆されています。

このようなこだわりを持った層に、アイスと言う媒体を通して愛媛の味をPRしたい。

写真はRIZの槇野さんから送られてきた写真。なんとココナッツソフトに3種類のカラフルなジャガイモをトッピング。食の専門家である槇野さん曰く、ココナッツソフトは野菜にも合うのだとか。期待は高まります。




2017年6月10日土曜日

コンフォートゾーンを飛び出しリスタートする人。


マレーシア工科大学UTMSPACEにて、共同事業の提案を行いました。このような機会をいただけたのも、前職を通して2010年から付き合いのあるアンジェラのおかげです。

アンジェラ、実は、この4月からこのUTMでの仕事を始めたばかり。それまではマレーシアでトップクラスの大学(学部単独では世界ランキング29位)の副学長を務めていました。20年以上勤務した大学での安定した地位を離れ、国立大学という私立大学とは異なる文化を持ち、まさに人種構成さえも前任校とは全く異なる場所での任期付きの職を選んだ理由は、「そろそろコンフォートゾーン(自分にとって心地よい場所)を出る時だと感じたから」「自分にある別な可能性を試してみたかったから」。周囲からは「どうかしてる」「やめた方がいい」と繰り返し言われたけれど、彼女の決意は固いものだったのです。


マレーシア工科大学の彼女の仕事は大学の戦略担当。これまでの学生支援の仕事とは大きく異なります。学生とのふれあいが恋しい反面、これまでと全く異なるビジネスマインドを求められる仕事にわくわくする日々を過ごしているとのこと。そんな彼女だからこそ、私のようなビジネス初心者の提案に耳を傾け、「CEOにプレゼンしてみない?」と、思い切った提案をしてくれたのだと思います。

アンジェラはこれまでもずっと私にとっての憧れの存在でした。そして思い返せば、私をインスパイアしてくれる人の多くが、あえて「コンフォートゾーン」を飛び出す人だということに気づきます。いくつになっても謙虚で、学び続け、挑戦し続ける人。私もそんな人になりたいです。


コーチングセッションを体験しました。

初めてコーチングセッションを体験しました。現在抱えている想いやこれからの行動までを、コーチに導かれながら言語化し、スクリーンに向かって(スカイプだったので)表現しました。最初は子どもの話のみをするつもりが、やがて教育全般に対する自分の思いに話題は移り、次には自分の仕事との関連性、そしてまた最後に子育てについての反省点へと話は一巡しました。

今回気づいたことは2つありました。一つは、私が過去15年ほど前から抱いてきた、「持続可能な社会創造のために主体的に参画できる人材を育成する」という人生の理念に関連するものに、大半のエネルギーを注げるようになっているということ(成果はまだまだですが)。そしてもう一つは、子どもの人生と自分の人生はもう少し明確に切り分けた方が良いのでは、というもの。子どもには子どもの価値観や欲求があり、彼ら彼女は、これから様々な経験や学びを繰り返し、自分なりの生き方を見出していく存在です。そう頭で理解しながらも、何か押しつけがあるのではないか?先回りし過ぎていないか?怪しい部分がいろいろ見えてきました。
「子育て」と言える時期も気が付けばあと残り7,8年でしょうか。肉体的には「手が離れた」サイズになりましたが、精神的な関わりはこれからの方が濃密かも。親として成長できる最後のフェーズと思って、楽しみながら過ごしたいです。


2017年6月2日金曜日

もったいない「片想い」。

先週台湾の4都市を巡り、7つの大学を訪問してきました。今回はクライアント様の依頼を受け、主に日本語学科や観光学科を訪ねて周りました。その中でまず実感したのは、いかに台湾では実践的な教育が行われているかということ。観光関連の学科にはホテルサービスからコーヒー焙煎やワインテイスティングに至るまで、幅広く学ぶための設備が整えられており、旅行業を学ぶ学科には旅行会社もあります。

*大葉大学レジャー事業管理学科/大学院入り口


*カフェやカクテルを学ぶ教室



日本語学科が入る建物には和室があり、学生たちは言葉だけでなくマナーや文化も学びます。日本語教員養成で有名な東呉大学では、学生たちは自ら進んで卒業論文を日本語で書き、多くの卒業生がその後実際に日本語教員となり、台湾全土で活躍しているそうです(この大学出身者が台湾全土の日本語教育者に占める割合は50%近く)。

*東呉大学日本語文学科の教室


そんな中、先生方から聞こえてくるのは「もっと日本について学びたい」「日本の学生にきて欲しい」でも「日本からの留学生はどんどん少なくなっている」と言う声。日本語を学び留学し、日本のホテルなどでインターンシップ経験をする学生は増えているものの、日本から台湾の大学に足を運ぶ人は減っているとのことでした。この片想いはこれまで長く続いているものだそうです。

先日ある新聞記事で日本電産の創業者である永守重信さんが「日本は社会のニーズに合った学生を排出できていない」「欧米の大学はホテル学科など実践的な学科があちこちにあり、即戦力として使える」と述べておられましたが、サービス産業への期待が今後益々高まることが予想される日本において、これからその分野で活躍したいと考える若者は、台湾に限らず、タイやマレーシアなど、観光産業がより盛んな国で専門性と言語力を同時に高めることも良いのではないでしょうか。

また、観光関連の学部に必ずある調理学科の教員は、「学生たちは和食を学びたいのに日本の学校と行き来がない」「和食の教員がいたら是非紹介して欲しい」と述べておられました。日本政府は2020年まで農林水産物や食料品の輸出額を1兆円まで増やす目標を掲げていますが、専門家や飲食業者に向けたPRだけでなく、教育を通して和食ファンを増やすことで、将来的な需要を高めていくことができるのではないかと感じました(台湾の大学で教えてみたい調理士の方、いませんか☺️)。

日本語学習者も世界では近年増加傾向であり教員のニーズは高まっているそうです。日本で日本語教育を学ぶよりも、台湾など日本語を学びたい人に囲まれた環境で学ぶ方が、よっぽど効率が良いのでは?と素人ながら考えましたが、みなさんいかがでしょうか?


2017年5月23日火曜日

自分のレンズに意識的になること

この週末、人の特性を9つのタイプに分類して理解するエニアグラムのコーチ認定プログラムに参加しました。大学の授業で取り上げるエニアグラムについて理解を深めたかったことと、人材関連の仕事で必須である他者理解・支援のツールとして、しっかり学んでおきたかったのが受講理由。

エニアグラムが何かについて、ここでは省きますが、今回興味深かったのは、青少年から高齢者までの数千人を対象にした調査結果。それによると楽天性の高い個人は、、幸福感、自尊感情、レジリエンス、人生に対する満足度も高いというもの。これらの因果関係はもちろんわからないし、最近ではある程度の幸福度や性格は遺伝で決まっていて変えることが難しいという研究結果もあるため、それらを全体的に高めていくことの手立てを、この調査結果からはかり知ることはできません。

しかし、楽天性や人生に対する希望を高めることのヒントになりそうな調査結果がありました。それは、楽天性や人生に対する希望、幸福感、自己信頼が高い人は、マインドフルネスを構成する3つの要素のうち、自分について描写できる力を示す「描写」と、自分自身を客観視できる力を示す「観察」が高いというものです(残りの一つは「集中」)。

私達はそれぞれが異なるレンズをかけ、それを通して外界を捉え、それらに意味付けを行い、その結果に基づいて行動をしています(Kegan, 2009)。しかし、自分がどんなレンズをかけているか(言い換えればどのような価値観や信念(「こうあるべき」という考えを持っているか)を把握することは容易ではありません。日々の行動を振り返り、次の日からの行動を意識的に変えてみたり、自己の価値観や信念をくつがえされるような経験にあえて身を投じたり、過去の経験から自分が作り上げてきた物語を再構築することで、自分を悩ませていた可能性のある古いレンズの不具合が調整され、外界をより楽観視でき、希望を見出すことにつながり、自己信頼や幸福感も高められていくのでしょうか。

外界を捉える自分のレンズに意識的になることの効能は、想像を超える大きさなのかも。

写真は台北の街角にて。




2017年5月21日日曜日

「石垣組織」と「ブロック塀組織」

経済産業省による「2017年度技術力活用型・新興国市場開拓事業 国際化促進インターンシップ事業」の説明会に参加してきました。本事業そのものへの関心もありますが、一番の目的は(株)クオリティ・オヴ・ライフの原正紀さんにお会いすることでした。

原さんは今回「グローバル展開が組織を未来対応させる〜組織を強くする外国人活用〜」と題したワークショップをご担当されましたが、その中で最も心に残ったのは、多様な人々(異なる形や大きさの石)で構成された「石垣組織」が、同質性の高い「ブロック塀組織」に比べ、いかに強いかと言うお話でした。

外国人採用で期待することに、新たな価値の創造や、作業プロセスのイノベーション、グローバル化への対応等があるでしょう。しかし、成功事例として紹介されたある企業が経験した、外国人採用による効果は、もっと日常的なものでした。それは「日本人従業員がはっきり意見を述べることができるようになった」と言うもの。分からないことはたずね、自分の意見を持ち、はっきり相手に伝える外国人従業員の姿に、日本人社員が感化されたとのこと。

この企業では、外国人のそもそもの採用基準に「自分の意見を持っている。自立している。」などを掲げているそうです。だからこそそのような態度が仕事でも奨励され、個が活かされ、同僚の日本人の働き方にも良い波及効果をもたらしているのでしょう。

しかしこのような企業が存在する一方で、多くの外国人が日本企業での働きづらさを感じている現状があります。主な悩みは日本人従業員とのコミュニケーション不足。原さんによると、日本政府から特別な在留資格を与えられた高度人材の実に5分の1は、既に日本を去っているとのこと。残念なことです。

あたりまえのことですが、「人手不足だから」「海外展開だから」と周囲にしっかりと採用の意図を説明しなかったり、採用する外国人にも「なぜあなたが必要なのか」が伝えられていなければ、(石垣でいうところの)異なる形の「石」はうまく回りとフィットしないでしょう。そしてそもそも日本人従業員一人一人も異なる「石」であるはず。お互いを活かし合うために、お互いにより意識的になり、特に日本人は思いの言語化に積極的に努めなければならないと感じました。


写真は石垣の上にそびえたつ松山城

2017年5月12日金曜日

セルフディシプリン 〜成功と自己実現を手に入れるために〜

30年以上ぶりに再会した同級生男子。体育会系でどちらかといえばやんちゃな印象だった彼は、21歳で起業。今では余暇で海外旅行や自家用飛行機での遊覧を楽しむまでに成功。そして創業30年目の節目となる51歳には息子さんに会社を譲り、「新しいことを始めたい!」と、活き活きした表情で語ってくれました。そんな彼が欠かさないのは身体を動かすこと。泳ぎ、走り、トライアスロンにも参加する。それを聞いて、やっぱり自己実現していると見える個人に共通するのはセルフディシプリンなんだと、再認識しました。セルフディシプリンとは「自己鍛錬」や「自己修養」と訳すことができます。運動だけでなく、早寝早起きだったり、「足るを知る」ような、何事においても行き過ぎない生き方。そんな生き方に私自身も憧れます。

「経営者」となり、時間管理、経営判断、日々の雑務等あれこれを誰にも指図されずに自分で行わなければならない時、「やるべきことをやれているのだろうか?」、「もっと効果的な方法があるのではないか?」と迷いが生まれては消え、目の前のことにエネルギーを十分に注げないことが度々あります。セルフディシプリンを十分に身につけることができたら、自分のマインドをしっかり制御することができ、誰の基準でもない、自分にとっての成功や自己実現を手に入れることができると思うのです。ではどうすれば良いか。

スタンフォード大の心理学者マクゴニガルは、エクササイズが脳を鍛え、自己コントロールの生理機能を向上させると説明しています。また、瞑想の実践や、呼吸のペースを1分間に4回〜6回程度と、通常よりかなり遅くするだけでも脳は鍛えられ、自制心は高まり、不安、怒り、憂鬱、孤独感などを防ぐことにつながることが、複数の研究で明らかにされています。「自己鍛錬」「自己修養」と聞くと、汗水流す苦行のイメージですが、呼吸に意識的になることなら、誰でもすぐに始められそうです。

また少しそれますが、ポジティブ心理学の研究で知られるセリグマンは「健康資産」に含まれる可能性があるものとして、運動の他に楽観性、愛情、友情などを列挙していますが、それらと自己実現や成功との関係性はどのようなものなのでしょうか。今後正の相関関係が明らかになれば、社会的な成功や自己実現に必要なこととして、「ワークライフバランス」でいうところの「ライフ」がより重要視されるようになるのかもしれません。



2017年5月7日日曜日

「ソフトスキルは全然ソフトじゃない」。

「ソフトスキルって全然ソフトじゃないよね」。新たなプロジェクトの打ち合わせの中で、仲間から発せられた言葉。「ソフトスキル」という言葉に馴染みのない人にざっくり説明すると、あらゆるビジネスやプロジェクトにおいて求められる能力の中でも、コミュニケーション、リーダーシップ、ファシリテーション、ホスピタリティーなど、主に対人的な能力が「ソフトスキル」。一方ハードスキルは、デザイン、文章、ITなど目に見えて評価しやすいスキルになるでしょうか。冒頭の彼女、「ソフトスキルの実践にはすごい手間と時間がかかる。しっかりやろうとすると実はすごくハード」という意味でこの言葉を発していました。

一見ソフトスキルよりもハードスキルの方が獲得が困難に見えますし、ビジネスを進めていく上でもまず優先されるのはハードスキル。私自身、ソフトスキルは個々人の心がけやリーダーが説く精神論でなんとか表現されていくのでは・・・と軽視されているような気がしてなりません。しかし、チーム力の向上やメンバーの成長、そして経営効果に影響を及ぼすまでにソフトスキルを実践しようと思えば、そこにはソフトスキルについての十分な理解、緻密にデザインされた教育、チーム活動や職場環境デザインが必要であり、息を吸って吐くように行動できるようになるまでの1000本ノックのような実践の繰り返しが必要だと考えます。そして大事なのは、マニュアル化されたものを繰り返すような、本質を欠いたものになってはいけないということ。

NY初のハンバーガーレストラン「シェイクシャック」。荒廃した公園エリアの活性化の取り組みとして始まり、今や世界中に熱狂的なファンを増やしていますが、創業者ダニー・マイヤーの以下の言葉が印象的です。「サービスは“独り言”、ホスピタリティは“対話”なんです」。そういえば、日本の接客には誰に発せられているかわからないような「独り言」が多いように感じるのは私だけでしょうか。。。対話が生まれるホスピタリティーや、成果を生み出すスフトスキルの実践を可能にするために、冒頭の彼女とのプロジェクトは進んでいきます。

以下、シェイクシャックを取り上げたForbes Japanの記事(5月5日付け):
http://forbesjapan.com/articles/detail/16004/1/1/1

2017年4月23日日曜日

Let's sit down and talk.

「さあ、座って話そう!!」ケニアのいろんな場所で投げかけられた言葉。「そういえば、こんな風に仕事抜きで人と面と向かってゆっくり言葉を交わすことをずいぶんなおざりにしてた!」また、「初対面の人にもこんなに関心を持てるって素敵!」と気づかされた10日間でした。当たり前の日常がずっと続く保証はどこにもない。最近の世の中の動きの中で、そのことを痛感します。だから、先週はメンターであるIさんと4時間過ごせたこと、今日大事な友達と母と10時間過ごせたこと・・・本当に良かった。

写真はケニアでチャイを作る様子。とにかく座ってチャイを飲んで語ろう!そんな日常を愛おしく思います。

2017年4月20日木曜日

「コト」をいかにデザインするかがテーマです。

本日GINZA SIXにオープンした10FACTORYさんにご挨拶へ。弊社にて多言語接客マニュアルを作成させていただきました。お買い物やお会計をスムーズにすることを超えて、お客様とスタッフさんのエンゲージメントを生む道具を提供したいと考えてきました。GINZA SIX内はツーリストサービスセンターや観光バス乗降所があり、多くのインバウンド客の来場も見込まれています。旅の記憶にいつまでも残るのは現地の人とのコミュニケーション。10 FACTORYさんの愛媛の味とスタッフの方との温かい触れ合いを世界のいろんな場所に持ち帰っていただくお手伝いができれば嬉しいです。

2017年4月18日火曜日

「帰れる場所」がアフリカにあった。

人材紹介に関わるプロジェクトの相談がきっかっけで知り合った「アフリカ児童教育基金の会 ACEF」の塩尻ご夫妻とスタッフの西川麻衣子さんにお会いしたくて、長男と共にケニアに行ってきました。

事前に拝読していたネット上の記事や、たくさん交わしたメールの文章からにじみ出るみなさんの温かさは、実際お会いすると思い描いていた以上で、私たちを家族や親戚のように迎えてくださり、息子と私、それぞれの関心に応じて、ボランティア体験をご準備いただいたり、今後の事業に関連する施設の視察、様々な人のご紹介をいただきました。

塩尻ご夫妻は40代でケニアに小さなお子さん5人を連れて移住され、何もないところからこれまでに複数の病院、学校、孤児院、有機農場トレーニングセンターなどを作ってこられました。なのにその功績を鼻にかけることなど一つもなく、「ケニアだからできたんです」「ケニアのおかげです」と繰り返されます。代表の立場でありながら、今でも自ら運転して駆け回り汗して尽くしていらっしゃる。まさにサーバントリーダーを体現するような方々。

ACEFさんやケニアとは今後仕事でも長くお付き合いをしていきます。今回時間を過ごしたケニアの方々はみなさん温かく、私たち親子にとって「自分のありのままを受け入れてくれる『帰れる場所』」に出会えたと感じた10日間の滞在でした。



*以下、ACEF塩尻ご夫妻の紹介記事
http://melike.info/article/2439/

2017年3月31日金曜日

「走りながら考えろ」

今年度最後の出張を終え一息。自分の本当にやりたいことをやると決めて大学を離れて1年。「走りながら考えろ!」のELS(愛媛大学リーダーズスクール)精神で、気が付けば100回近く飛行機で飛び、様々な地域でたくさんの人と話しながら、自分のやるべきことを「削り出す」作業が続いています。新年度のスタートはケニア。凝り固まった思考のフレームワークを存分にほぐしたいです。

*庭のユスラウメ。大学で働き始めた頃職員の松本さんにいただきました。
 当初の何倍も成長しました。


2017年3月19日日曜日

顔の見えない相手と「顔の見える関係」をつくる

ネット上でのサービスや、友人からのオンライン上での紹介を通して出会い、メッセージや電話でのやり取りを重ねながら関係構築していく、または1年に数回顔を合わせ、それ以外はオンラインでやり取りしながら作業を進めるという「人付き合い」が最近どんどん増えています。仕事の依頼先やパートナー、子どもたちの留学先や旅先でお世話をしてくださる方々など、頻繁にやり取りする相手はアフリカ大陸からアメリカ大陸までに及び、PCに向かいながら相手国のそれぞれの時間を思い浮かべてメッセージを送ることも、最近では割と容易にできるようになりました。

お付き合いしている方の中には、もしかしたらこれから先も実際お目にかかることはないかもしれない人もいます。しかし、その方がいつもこちらの状況を懸命に想像し、丁寧なコミュニケーションを心がけてくださっていることが、文章の端々から読み取れ、この頃は身近にいる「顔の見える相手」と同じくらい大事に思うようになっています。ただ私自身がその相手に大事な存在と感じてもらえているかは未知数です。つい先日も、顔の見える人に対する体裁を取り繕うことに気をとられ、見えない相手に表面的な言葉を返し、嫌な気持ちにさせてしまいました。まだまだだなあと感じます。誠意と温かみが伝わるような、小手先でないオンラインのコミュニケーション力と、離れていてもガッツリとタッグを組んでプロジェクトを実現させるリーダーシップをもっと磨きたいです。



2017年3月7日火曜日

「大声を出す」

本日は、International Restaurant & Foodservice Show of New York の視察と、伊予銀行 ニューヨーク駐在員事務所の高橋さん、カリスマブロガーであり、著名なマーケッターであるりばてぃさんとの打ち合わせでした。慌ただしい一日を通して得た大きな学びの一つは、りばてぃさんの言葉にあった、「ニューヨークではあらゆるものが『大声を出している(being loud)』」ということ。 同質性の高い日本で、同じ文化背景を持つ人にモノやサービスを販売するのとは大きく異なり、ここでは、あらゆる文化、価値、興味・関心、さらには言語レベルを持つ人に届くように、シンプルで訴求力のある言葉を多用してで商品をPRすることが求められるのです。

以下の写真はイーストビレッジで見つけたジュース屋さん。店のつくりはシンプルだけど、「非加工、スーパーフード、オルガニック、ジュースクレンズ」等、健康志向であったり流行に敏感な方にヒットする言葉がいたるところに・・・。



今こちらで結構人気があるというみかんソーダにも、言葉がたくさん。でもデザインに溶け込んでいるような・・・。

ニューヨークのスーパーに並ぶ商品のパッケージについては、りばてぃさんの最新の記事で取り上げられています。こちらも是非!
http://nyliberty.exblog.jp/


2017年2月23日木曜日

「全員野球」の秘密 ~集団フローが生まれる10の条件~

先日このブログで取り上げた「フロー」。集団でも起こることが確認されています。フロー状態に達している集団は周りがアッと驚くパフォーマンスで課題を乗り越えます。よく高校野球の解説で、スター選手の存在無しに勝ち上がるチームのプレーを「全員野球」という言葉で表現することがありますが、一体なぜそのようなことが起こるのでしょうか。集団フローがもたらされる条件を確認することで、その答えが見いだせるかもしれません(スポーツ関係者の方には馴染みのある事柄だと思います)。

以下に紹介するのは、フロー理論提唱者のチクセントミハイとキース・ソイヤーの研究結果です。ジャズアンサンブルのグループ、劇団、ビジネスチーム、スポーツチームを対象にした調査に基づいて集団をフロー状態に導く10の要素がまとめられています:

1.適切な目標の共有:集中を引き出す明確な目標であると同時に、それぞれの創造性を引き出すある程度の自由度を含んだ目標であることが大切。

2.深い傾聴:集団フローは波乗りのようなもの。各々が準備したシナリオに基づいて行動するのではなく、お互いの言動に全意識を集中させ、それに反応する形でアクションを起こすことが必要。

3.常に前へ:「Yes, but・・・」ではなく、「Yes, and・・・」で進めていく。相手の意見をまずは受け入れ、その上にアイデア構築する姿勢で物事を進めていくことで、予想もしなかった道が開かれる。

4.完全な集中:全員の完全な集中を引き出すために、やるべきことに意識を注ぐことができるよう、メンバーそれぞれが他の活動から距離を置くことが効果的。

5.場をコントロールしている感覚:場をコントロールできている感覚を持つと同時に、仲間に意識を向け、集団に起こるフローに身をゆだねる柔軟性が必要。

6.エゴの融合:エゴを抑制し、自分の主張と他者の傾聴のバランスを取る。

7.対等な関係性:すべてのメンバーが同等な役割と対等な関係性を通して活動に参加する。一部の支配的で傲慢なメンバーの存在はフローの妨げになる。

8.親密さ:暗黙知で通じ合える関係性が生産性の向上と効果的な決断を促す。一方で、相手に対して批評的なフィードバックを即座に与えることも、フローをもたらす重要なポイント。

9.コミュニケーション:会議の場ではない、仕事時間外などの自然の会話の中で、フローに至るコミュニケーションが生まれる。

10.失敗のリスク:ジャズアンサンブルのフローは、リハーサルではまず生まれない。フローが生まれるためには観客と、リアルな失敗のリスク、そして恐怖を手なずけて力に変えることが必要。

(出展:What Mel Brooks Can Teach Us about "Group Flow", Sawyer, 2012
  参照:「学びのキーワード」フロー理論 Ylab 東京大学 山内研究室

お互いの共鳴によって予期せぬ力や創造性が生み出されるためには、ある程度構成された場でありながらもそれぞれが柔軟に場に対応することができるバランスが大切なんですね。「全員野球」は偶然の産物ではなく、チーム活動をデザインする監督さんなどの采配が大きく影響しているのではないでしょうか。

*写真はハノイの地産地消レストラン。どんな集団にもフローは起こり得ます。

2017年2月20日月曜日

「仕事でフローを感じるための9つのステップ」

新規に届いたメールを開き即座に返信したり、SNSでメッセージをやり取りする作業に私たちは刺激や興奮を覚え、何かを生み出しているような感覚を得たりします。しかし、それらの作業によって集中を途切らせ、また元の集中した状態に戻るまでの無駄な時間が、実は1日の全作業時間の28%を占めるとの研究結果もあります(思い当たる節多々あり、笑)。また、その日のto-doリストに並んだ小さな作業を片っ端から片付けることに達成感を得るものの、後々形として残るような重要で質の高いプロジェクトを何も成し遂げていなかったり、というのもよく陥る状況です。

周りの状況や他者の存在、自分自身が置かれている状況すらも構わず、時間を忘れて何かに没頭する。そしてそのタスクを通して有能感を感じ、幸福感を得る。このような状態は「フロー」と呼ばれます(チクセントミハイ, 1990)。フロー状態にある時、例えそのタスクが困難なものであっても私たちのストレスは軽減され、生産性は高まります。しかし、メール、SNS、どこにいても返答することを求められる携帯電話の存在により、日常の中でフロー状態を作り出すことは以前にも増して困難になっていることは明らかです。私自身、そういえば最近フローと呼べるまでの「没頭」を経験していないな〜と感じます。

そんな自分のため、そして集中力が途切れがちな方のために、UCバークレーにあるGreater Good Science Centerの記事で紹介されている、仕事でフローを感じるための9つのステップを以下に紹介します:

1. 情熱を持って取り組める好きな仕事を選ぼう
2. 自分の人生やキャリアに長期間に渡ってインパクトを与える重要な仕事に取り組もう
3. チャレンジングでありながらも、難しすぎないタスクを選ぼう
4. 静かに取り組める時間、自分にとって一番集中できる時間を見つけよう
5. 妨げになりそうなものを片付けよう(電話、書類、耳障りな音楽など)
6. できるだけ長く一つのことに取り組み続ける練習をしよう
7. フローに身をまかせることで得られた感覚や感情を楽しもう
8. 一つ一つのステップから得た失敗や成功を検証し、練習し続けよう
9. フロー体験を重ねることで得られる、充足感ややりがいを味わい、実践を重ねよう
(出展:Nine Steps to Achieving Flow in Your Work By Leo Babauta May 4, 2012)

「今のはフローだった!」と感じる経験はどのようなものだったか、自分自身のこれまでを振り返ると、リーダーシップや組織開発についての翻訳・通訳を行った時、思入れのある商品や理論について、営業の場や授業で語っている時でしょうか。この記事を書く作業も、フローとまではいかないけど、集中できるものでした。こうやって、日々自分と対話を重ねながら、生産性を高めていきたいものです。皆さんはどんな時にフローを感じますか?

*アーティストやスポーツ選手はフロー状態へ容易に移行できるのかな?だとしたら羨ましい。日々の鍛錬あってこそですね^^

2017年2月16日木曜日

外向きと内向きのバランスが大事

気がつけば2月もあと10日あまりで終わり。今年に入って新規のお仕事はまだ1件ですが^^; 、現在、花を咲かせるべく仕込みをしているメジャーなプロジェクトが4つあります。一つは輸出、一つは人材採用関連、そして残りの2つは教育関連です。どれも熱い思いを持って取り組めるものばかりで、メンターやパートナーの方々のおかげで現時点ではジャグリングの負担は全く感じません。でも、もたれ掛かることなく、いただいたオーダーを一つ一つ丁寧終わらせていくことに注力し、確実に成果を出していかなければと自分に言い聞かせています。

これに加えて、ふるさとグローバルプロデューサーの課題、長女の留学準備、男子二人の日々の諸々などありますが、毎朝「さぁ〜どれからいこうか」と時間のブロックを一人組み立てるのも、また楽しい時間であったりします。

ただ最近つくづく感じるのは仕事関連と家族以外のことにほとんど時間を使っておらず、それに心地よさを感じ始めていること。本来出不精なんですね(苦笑)。目の前のことに注力することと、新しい出会いの中で学ぶ時間とのバランスが必要。ということで、今日はたくさんの人とアイデアの交換ができそうな研修プログラム(Startup Weekendえひめ)に申し込みました。楽しみです。

そんな中、先週久しぶりに「飲み会」に参加。従兄弟でありビジネスパートナーのHiroshiくんに誘ってもらい、普段なかなかお話しできない方々と情報交換の機会をいただきました。写真はその時の会場「はしまや」さん。メニュー無しで大将お任せ魚料理を出すお店。お魚屋さんの奥に座敷があるようなつくりで、カウンター席を選ぶと、厨房で食べてるような格好になるという・・・^^。次回どなたか松山にいらしたら是非ご案内したい場所。



2017年2月8日水曜日

創業して得たもの、失ったもの

昨年7月の創業からこれまでを振り返り、得たものと失ったものを2つずつに整理してみました。まず、得たものの一つは、自分がいかに無力だったかという気づき。企画立案から実行、予算・伝票管理、そして報告書作成まで様々な事務手続きまでを一通りやる中で、いかに自分は人にお膳立てしてもらった場で、好きなことだけさせてもらっていたかに気づきました。

そしてもう一つ得た気づきは、手を差し伸べてくれる人の存在です。私の限りある能力を活かし何ができるのか、一緒に頭を悩ませてくれる人がいます。組織を離れ一人で作業することが多いですが、いつも国内外に住む複数の伴奏者を感じながら取り組むことができています。感謝の気持ちでいっぱいです。

では創業して失ったものは何か。まずは貯金(笑)。通帳の数字はみるみるうちに減っていきます。そこにあったお金は「資金」という形で複数の口座に分散し、活動費に充てています。事業の柱を確立し、順調に収入を得るまでまだ時間はかかりそうで、不安がないといえば嘘になりますが、「思いを実現する機会」という大きな買い物をしたのだと信じて、楽しみながら進みます。

そして失ったもう一つのものは、過去10年ほどまとっていた役割的性格です。それがどのようなものか一言では言い表せないけど、本来の好奇心旺盛でわがままな自分がまた表にたくさん出てくるようになったと感じます。本来の自分で居られるようになったからかストレスもなく、お酒に頼ることも無くなりましたが、社会性を失わないように気をつけなければ。笑


そういえば、散歩したり、花を眺める余裕も得たものの一つ。

2017年2月1日水曜日

ウェブサイト、4ヶ国語で表示されます。

Nourish Japanのウェブサイトが4ヶ国語(日本語、英語、ベトナム語、中国ご)で閲覧いただけるようになりました。ご活用いただけると嬉しいです。
http://www.nourishjapan.com/

2017年1月31日火曜日

誠実な消費者に応えるには・・・


株式会社ライブスさん主導のもと、クアラルンプールの三井アウトレットモール内にある「Fan Japan Shop」にて、日本食の試食イベントを行いました。日本全国から「長寿」をテーマに募った有機のお茶、海藻麺、柑橘加工品、無添加おでんなどを店頭で提供し、3日間で300名以上の方々に、それぞれの味、価格、パッケージデザイン、改良点などについてご意見をうかがうことができました。

印象的だったのは、応対してくださった買い物客のみなさんの誠実さ。唐突に呼び止められ、見慣れない日本食をすすめられて質問を投げかけられるという状況にも関わらず、年配の方も、子どももカップルも、とても丁寧に質問に答えてくれました。

例えば、価格の高さをマイナス点として挙げる場合も、商品のどのような特徴をパッケージに記すことで消費者が納得するかをアドバイスしてくれたり、マレーシアで人気がある類似品をスマホでみせてくれたり、高くても買ってくれそうな富裕層が集まるスーパーマーケットを教えてくれたりするのです。そのような彼・彼女らの姿勢を目の当たりにして、もしかしたらマレーシアの消費者は、日本の消費者よりも商品に対して厳しい目を持っているのかもしれないと感じました。もしくはそれを表現することをいとわない人が多いのでしょうか(もちろん今回好評もたくさんいただきました!)。



東南アジアで活躍する日本人のコンサルタントの方によると、現地の方々の日本の商品に対する信頼はとても高いそうです。一方で、その信頼に大きな期待をかけ、商品説明や価格を抑えることへの努力をしないまま、「日本のものだからうけるのでは」と、基本的な情報を単に翻訳しただけで、安易に海外への販路獲得を狙うケースも増えているとか。今回マレーシアの方々と言葉を交わし、もしかしたら海外市場を狙う場合は、日本人を対象にした場合以上に、誠実な商品づくりと丁寧な説明が必要なのではと実感しました。

聞き取り調査の様子:



会場となったFan Japan Shop:


今回一緒に取り組んだみなさんと:

2017年1月28日土曜日

旧正月の贈り物。愛媛みかんもまだまだいけるはず!

中華系の人たちにとって最も大切な祝日である旧正月。日本でいうところのお歳暮やお年賀に当たる贈り物文化があり、マレーシアの商業施設も購買意欲を掻き立てるディスプレイや旧正月用ギフトパッケージで賑わっていました。

赤と金を基調に、中身が見える華美な盛り合わせが特徴です。


ご予算は1件あたり3000円〜2、3万円くらい。漢方薬専門店のギフトバスケットには6万円代のものも!!


日本のものはないのかな〜って思っていたら三越伊勢丹ジャパンストアに日本のお菓子盛り合わせが。


そしてどこのスーパーにもうず高く積まれているみかん。「吉」や「富」を意味する縁起物で、飾ったり送りあったりするのだそうです。中国産が主流で、旧正月用の華美なボックスに入って売られています。数箱まとめて買っていく人もたくさん。





そしてこちら、たまたま遭遇したイベント会場での愛媛みかん。旧正月ムードゼロで整然と積まれていて、ちょっともったいないかな・・・。



ハイブランドも干支を使ったディプレイでアピール。


2017年1月14日土曜日

100兆円市場。

イスラム法の基準を満たすことを消費者に示すハラル認証。その市場は100兆円に達したという報告も。ASEAN人口の40%はイスラム教徒であり、在日ハラル市場は500億以上。訪日ムスリムは35万人で、2020年には100万人に達するとも言われています。

日本の食品 ・飲食業界でも海外展開やインバウンド対応に向けてハラル認証獲得を検討する企業が増えているようですが、30兆円と言われる世界のハラル食品市場の中で日本食のシェアはまだ「皆無」と言う専門家も。世界の3人に1人はイスラム教徒という時代がやってくることを考えると、少しずつでも日本のシェアを伸ばしていきたいところ。

実際、ハラル認証には、イスラム法にのとっているだけでなく、健康的、清潔、安全、高品質、高栄養価であることも求められますから、そう思うと品質にこだわり、元来ヘルシーである日本食が持つ可能性は計り知れません。ただ個人的には、高いお金をかけて認証を得る前にできることがたくさんあると感じます。日本を訪れるイスラム教徒、コーシャー、ヴィーガン、ベジタリアン等の人たちが、口にしても良いものか、せめて自分たちで判断できるように、まずは何を提供し、どのように調理したのか、多言語で表示することから始めてはどうでしょうか。

来週は総人口の60%がイスラム教徒であるマレーシアへ行きます。旧正月前の一番消費額が伸びる週末の繁華街を目の当たりにしてきます。

以下は本日の日経新聞の記事:














*我が家から5分ほどのところには、着物地でムスリムファッションを作る会社「創作ギャラリーふく紗」さんがあります。ガイアの夜明けでも取り上げられていました。
http://www.fukusa.com/

2017年1月12日木曜日

”子連れ出勤”

日帰り神戸へ15時間のドライブ。これまで中心に行ってきた、日本食輸出の話から一転、今回はベトナムの有機食品輸入のご相談でした。先方は、消費者への安心・安全な食の提供だけでなく、持続可能な生産環境づくりと担い手育成までを考慮して活動されていらっしゃるとのことで、私たちの理念と大きく重なる部分があり、様々な可能性が示唆された時間でした。

そして、今日は”子連れ”でした。仕事が休みの娘が付き合ってくれました。振り返れば、彼女が生まれて2歳までは、幸運にも、子連れ出勤させていただける職場で働いていました。いつ機嫌が悪くなっても困らないように、毎日たくさんのおやつ・飲み物、そして大量のオムツをバッグに詰め込んで出かけていたっけ。

でも気つけば、あっという間に私が「ついてきてもらう」立場に. 笑。娘は居眠り防止に、私が熱唱できそうな曲をたくさん自分のiphoneに詰めていました(もちろん聖子ちゃんナンバーも. 笑)。それと水筒のホットコーヒー。どこまででも走れそうな気分。

*写真は淡路島から望む明石海峡大橋。その向こうに見えるのは神戸市と明石市。

2017年1月9日月曜日

補助輪走行が続いています。

昨日からは3、4日間引きこもる覚悟で、過去半年の事業についての総括を行っています。数字については税理士の方にお手伝いいただき、その他の成果については、自分自身のプロジェクトごとの報告書や、様々な成果物を見直しながらまとめています。そして改めて気がつくのは、本当に多くの方に支えられてなんとかやれているのだという事実。

海外営業のために商品を提供してくださるメーカーさん、営業に同行してくださる方、サイトでの情報提供を快諾くださる企業さん。次から次へと投げるボールを受け取り、確実に投げ返してくれる翻訳担当の皆さん等、挙げればきりがありません。そして気がついたのは、その方々と私の間には、つなぎ役を担ってくれた鍵となる人物が複数存在するということです。そのつないでくれた方々の信頼があったからこそ、出会って間も無い私に「協力してみよう」「任せてみよう」と関わってくださっている・・・。そう思うと今はガチガチに補助輪を装着して走っている存在にすぎないことがわかります。

「紹介して良かった」「関わり続けたい」と思っていただけるかどうかはこれからです。ギアを上げていかなければなりません。

八水蒲鉾さん、昆布森さん、ウィルビー高橋商店さん、尾崎食品さん五色そうめんさん、遠赤青汁さん、そして弊社のサイトを作ってくださっているアービンズさん、そしてそして建装アドエージェンシーさん、他たくさんの方に多大なご協力をいただいています。
 

2017年1月4日水曜日

「他責の人」から「自責の人」へ

2年半の留学生活を終え、同級生より一足先に高校を卒業した娘。「すごいね」「頑張ったね」と周りの方に褒めていただきますが、彼女がどのような知識やスキルを身につけたのか、英語がどの程度使いこなせるようになったのか、正直日常の中では計り知れません。ただ、久しぶりに2ヶ月近く同じ屋根の下で暮らしてはっきり感じ取れるのは、「他責の人」から「自責の人」に変容したのだな、と言うことです。

中学まで、いや1年前に冬休みで帰国した高校2年までは、うまくいかないことに腹を立て、これからの自分の人生に起こりそうな不安要素を挙げて、苛立ちをあらわにすることが度々あり、スカイプで泣き崩れることも珍しくありませんでした。しかし、今の娘は常に前向きで、進学のためにバイトを始め、バイト先の不満を口にしている時でさえも活き活きして見えます。気持ちの切り替えが早く機嫌の悪い時がほとんどありません。そんな様子をみて、負の要素を環境や周囲のせいにしない「自責の人になったんだな」と感じます。

とは言え、まだまだ大人に守られた存在であり、これからも自分が持つ思考の枠組みや価値観ではどうにも対処できない事柄にたくさん出会うことと思います。海外での高校生活で培った、自分の幸せを人任せにしない、目の前の事柄に粘り強く対処していくという心理資本の種を、これからも大事に育てて欲しいと願っています。

*写真はハノイの歴史博物館にそびえ立つ大木。この枝の様に、様々な経験と学習を通して、思考の枠組みを複雑化し、様々な物事を受け止められる人に私もなれたら・・・

2017年1月2日月曜日

2016年の気づきと2017年展望

皆さま、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。Nourish Japanが生まれ約半年が経過しました。新年を迎えたことと1期目の後半戦に突入するにあたり、展望を整理しておきたいと思います。まず、この半年は、とにかく「やれることはすべてやってみた」という一言に尽きる日々でした。「愛媛の良いものを海外へ」という想いはあるものの、どこから始めて良いか分からず、とにかく良いと思う商品を携えて渡航を繰り返し、会うべき人に全て会い、学びに繋がる研修プログラムや仕事には片っ端から手を挙げて足を運びました。端からは滑稽に見えていたことでしょう。しかし、そんな中で幾つかの重要な気づきを得ることができました。以下にそのうち3つを列挙します:

1. 「愛媛」というテーマで編集してモノを揃えても、魅力が伝わらない
愛媛には、柑橘類、養殖魚、真珠など、日本一を誇る素晴らしい商品がたくさんあります。しかし海外の人にとって「愛媛」は馴染みのない場所であり、海や山の幸が豊富な場所であることも、日本のどのあたりに位置するのかすらイメージできないというケースが少なくありません。言い換えれば海外においては、「愛媛」のブランド力は皆無と言っても過言ではないのです。そのような状況においては「愛媛推し」ではなく、一つ一つの商品の魅力をしっかり伝えることが大切であるとともに、それでも愛媛のものをプロモートしたければ、別な枠組みで商品を編集することが必要です。それは何か、ベトナム渡航5回目にして見えてきたことがあります。ここではまだお伝えできませんが、今年はこれに着手します。

2. 包括的で継続的なプロモーションの重要性
この半年、海外展開に着手されている多くのメーカーさんとお話しをさせていただく機会を得ました。その中で知ったことに、展示会などの単発的なイベントに参加しても、なかなか成約や販路拡大に結びつかないという事実があります。また、一旦海外の取り扱い店舗で販売が確定しても、継続的に取り扱ってもらうことは簡単ではないという事実も。ではどうすれば良いのか。これは大学時代に関心を持って自分なりに調べた、学習者中心の学習機会の提供方法が活かせそうです。こちらが伝えたいことを一方的に、限られた時間で伝えても相手はそれを理解するとは限らない。双方行のやり取りはもちろん、相手の世界観や価値観の転換が起こるような商品についての深い学びの機会を、複数の方法で継続的に設ける必要があるでしょう。そのために、地元メディアを活用したアプローチが有効だと考えています。今は頭で思い描いているだけですが、今年はまずひとつの商品を選んで、メディアを活用したテストマーケティングを実施する予定です。

3. 自分が活かせそうな場所
「海外に商品を持っていく」と一言に言っても、そこにはたくさんの業務があり、それぞれに専門家が存在します。貿易実務、物流、商社機能などなど、既に多くの企業が活躍し且つ新しい商材を探している状況で、今更私がどの部分で貢献できるのか、たくさん頭を悩ませました。ひとつ見えてきたのは、日本の商品の魅力はまだ十分に海外に伝えられておらず、商品の本質的な良さを伝えるためのPR文章作成については自分の力を活かせそうだということです。今年はこれをただの仮説で終わらせないように、実際に結果を出し、そのあとの営業活動に結びつけていければと思っています。

ホーチミンでのプレゼンテーション。抹茶も点ててみました。



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